(Jun 22, 2009 追記しました。)
オリンパスが満を持して発表したマイクロフォーサーズ規格デジタルカメラ「オリンパス・ペン E-P1」。
オリンパスはこれを『マイクロ一眼』と呼んでいます(ニュースリリース)が、これを「一眼」と呼ぶのはなんか詐欺的に思えます。
いうまてももなく、「一眼」というのは「一眼レフレックス(一眼レフ)」の略という暗黙の了解があるわけですが、Wikipedia日本語版によれば、
一眼レフカメラ - Wikipedia (8 May, 2009 05:08 UTC版)一眼レフカメラ(いちがんレフカメラ)とは、撮影に使用するレンズとフィルム(あるいはCCDイメージセンサなどの固体撮像素子)の間に鏡を置き、実際に撮影されるイメージをファインダーで確認することができるカメラをいう。ドイツ語のシュピーゲル・レフレックス(Spiegelreflex:鏡の反射)という言葉通り、反射鏡を使ってファインダー(スクリーン)に結像させる機構が特徴である。
ということなので、本来、反射鏡によるファインダー機構のないカメラは「一眼レフ」とは呼べないのです。
反射鏡によるファインダー機構をEVF(電子ビューファインダー)に置き換えたものであれば、まだ百歩譲って「一眼」と呼んでもいいかもしれません(富士フイルムがかつて販売していた『ネオ一眼』なるシリーズなど)が、背面液晶しか持たないものを「一眼」と呼んでいたのでは、いわゆる「コンパクトデジタルカメラ」はほとんどすべて「一眼」になってしまいますよね。
オリンパスは、『マイクロ一眼』を「レンズ交換式デジタルカメラ」と説明しています。
たしかに、デジタルカメラにおいては、今まで、レンズ交換が可能なのはいわゆる「デジタル一眼レフ」カメラに限られていましたから、E-P1のようなカメラを「デジタル一眼レフ」の進化形と位置付けたい気持ちはわからないでもないです。
しかし、昔の広角レンズは設計上マウント面からフィルム側への突出長が長かったため、一眼レフでは反射鏡とレンズ後端が干渉してミラーアップしないと使えないなど、レンジファインダー式カメラのほうがレンズ交換の柔軟性が高かったという歴史的事実もあるように、「レンズ交換」は必ずしも「一眼レフ」のお家芸ではなかったのです。
結局のところ、フイルムカメラ時代末期の、XXXョXカメラの対極としての「一眼(レフ)=高級カメラ」というイメージから脱しきれてないんですよ、売る方も買う方も。
フイルムカメラ時代に小型軽量を「売り」にしてきたオリンパスには、カメラとしての出来不出来はともかくとして、「反射鏡のないデジタル一眼レフ」ではなく、「デジタルカメラの新しい形」として売り出してほしかったですね。実際そうなんだし。
(Jun 22, 2009 追記)
と思ったら、すでに同じようなことを書いている方がおられました。
flyman のおもちゃ箱 - PhotoLog : 『一眼』カメラって、なんだろう by flyman
こちらでやり玉に挙げられているのは、Panasonicのマイクロフォーサーズ機DMC-GH1ですが、これはEVF搭載だから、「一眼」と呼ぶのは百歩譲れば我慢できますね、すでに書いた通り。






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